Jtest はビルドシステムプラグインを利用してApache Maven、Apache Ant、Gradle と連携して使用することが出来ます。
システム要件
Apache Maven
- バージョン:Apache Maven 3.0.3 - 3.6.x
Apache Ant
- バージョン:Apache Ant 1.7 – 1.9.14
Gradle
- バージョン:Gradle 3.3 –6.x
設定
Jtest Plugin for Maven 設定手順
Jtest Plugin for Mavenを利用するため Maven の settings.xml に <pluginRepository>、<pluginGroups> および jtest.home プロパティを定義します。
以下2つの settings.xml のうち、いずれかのファイルを編集します。
- グローバル設定
$M2_HOME/conf/settings.xml
($M2_HOME は Maven のインストールディレクトリを指します。)
- ユーザー設定
$HOME/.m2/settings.xml
($HOME はユーザーのホームディレクトリを指します。)
※ユーザー設定のsettings.xml が存在しない場合は、$M2_HOME/conf/settings.xml ファイルをコピーしてください。
【編集手順】
<pluginGroups>
Code Block <pluginGroups> <pluginGroup>com.parasoft.jtest</pluginGroup> </pluginGroups>
jtest.home プロパティおよび <pluginRepository> を定義する <profile> の登録
Code Block <profiles> <profile> <id>jtest-settings-profile</id> <activation> <activeByDefault>true</activeByDefault> </activation> <properties> <jtest.home>PATH/TO/JTEST</jtest.home> </properties> <pluginRepositories> <pluginRepository> <id>jtest-local</id> <url>file://${jtest.home}/integration/maven</url> </pluginRepository> </pluginRepositories> </profile> </profiles>
PATH/TO/JTEST は Jtest のインストールディレクトリを示します。(例C:\jtest_10.4.0)②jtest.home プロパティおよび <pluginRepository> を定義する <profile> の登録
【注意】
・グローバル設定、ユーザー設定の2つの settings.xml ファイルが存在する場合はユーザー設定が優先されます。
・Jenkins などの継続的インテグレーションサーバーから Jtest を実行する場合は、継続的インテグレーションサーバーの起動ユーザーにご注意ください。
解析の方法はユーザーマニュアルの『Maven を使用したテストと解析』をご確認ください。
Jtest Jtest Plugin for Ant 設定手順
Jtest Plugin for Antを使用するため jtest-ant-plugin.jar をクラスパスに追加します。
...
jtest.gradle
および init.gradle
スクリプト。Jtest に同梱。 [INSTALL_DIR]\integration\gradle
にあります。
コマンド ラインでの解析の設定
Jtest に付属のinit.gradle
スクリプトを使用すると、Gradle のビルド スクリプトを変更せずに Gradle と統合できます。-I
オプションを使用してスクリプトの場所を指定し、Gradle でjtest
タスクを実行します。Code Block gradle jtest -I PATH/TO/JTEST/integration/gradle/init.gradle
jtest.home
プロパティが指定されていない場合、init.gradle スクリプトはスクリプト自体のディレクトリに基づいて Jtest のインストール ディレクトリを検出し、プロパティを設定します。jtest.home
プロパティ: 次のどちらかのファイルで Jtest インストールディレクトリの場所を指定します。
-$HOME/.gradle/gradle.properties
- PROJECT_DIR/gradle.properties
解析の方法はユーザーマニュアルの『Gradle を使用したテストと解析』をご確認ください。
ビルドスクリプトでの解析の設定
Gradle と統合するようビルド スクリプトを変更するには、jtest.gradle
スクリプトをビルド スクリプトに適用するか (最小限の設定)、
ビルド スクリプトに Jtest タスクを設定 (拡張設定) します。Jtest による解析の実行は、ビルド スクリプトの設定方法によって異なります。
※ここでは最小限の設定方法のみ記載いたします。拡張設定をする場合はリンク先のユーザーマニュアルをご確認ください。最小限の設定
Gralde ビルド スクリプトで Jtest Plugin for Gradle を適用するには、ルート プロジェクトのビルド スクリプトに直接jtest.gradle
スクリプトへのパスを追加します。Code Block //build script blocks apply from: System.properties['jtest.home'] + '/integration/gradle/jtest.gradle' //other build script blocks
jtest.home
プロパティが指定されていない場合、init.gradle スクリプトはスクリプト自体のディレクトリに基づいて Jtest のインストール ディレクトリを検出し、プロパティを設定します。解析の実行
プロジェクトで最小限の設定を行った場合、次のコマンドで解析を実行します。
Code Block gradle jtest -D jtest.home=PATH/TO/JTEST
...