Jtest はビルドシステムプラグインを利用してApache Maven、Apache Ant、Gradle と連携して使用することが出来ます。
システム要件
Apache Maven
バージョン:Apache Maven 3.0.3 - 3.
69.x
Apache Ant
バージョン:Apache Ant 1.7 – 1.9.14
Gradle
バージョン:Gradle 3.3 –7.6
Android プロジェクトで静的分析を実行するには、以下のバージョンが必要です。Gradle 7.4
Java 11
設定
Jtest Plugin for Maven 設定手順
Jtest Plugin for Mavenを利用するため Maven の settings.xml に <pluginRepository>、<pluginGroups> および jtest.home プロパティを定義します。
以下2つの settings.xml のうち、いずれかのファイルを編集します。
グローバル設定
$M2_HOME/conf/settings.xml
($M2_HOME は Maven のインストールディレクトリを指します。)ユーザー設定
$HOME/.m2/settings.xml
($HOME はユーザーのホームディレクトリを指します。)
※ユーザー設定のsettings.xml が存在しない場合は、$M2_HOME/conf/settings.xml ファイルをコピーしてください。
【編集手順】
<pluginGroups>
Code Block <pluginGroups> <pluginGroup>com.parasoft.jtest</pluginGroup> </pluginGroups>
jtest.home プロパティおよび <pluginRepository> を定義する <profile> の登録
Code Block <profiles> <profile> <id>jtest-settings-profile</id> <activation> <activeByDefault>true</activeByDefault> </activation> <properties> <jtest.home>PATH/TO/JTEST</jtest.home> </properties> <pluginRepositories> <pluginRepository> <id>jtest-local</id> <url>file://${jtest.home}/integration/maven</url> </pluginRepository> </pluginRepositories> </profile> </profiles>
PATH/TO/JTEST は Jtest のインストールディレクトリを示します。(例C:\jtest_
...
2023.
...
1)
【注意】
...
グローバル設定、ユーザー設定の2つの settings.xml ファイルが存在する場合はユーザー設定が優先されます。
...
Jenkins などの継続的インテグレーションサーバーから Jtest を実行する場合は、継続的インテグレーションサーバーの起動ユーザーにご注意ください。
...
解析の方法はユーザーマニュアルのMaven を使用したテストと解析
...
をご確認ください。
Jtest Plugin for Ant 設定手順
Jtest Plugin for Antを使用するため jtest-ant-plugin.jar をクラスパスに追加します。
Jtest のインストールパッケージに含まれているJtest Plugin for Ant のJAR ファイルを取得します。
JAR格納先 : $JTEST_HOME/integration/ant/jtest-ant-plugin.jar
※$JTEST_HOME は Jtest のインストールディレクトリを示します。取得した Jtest Plugin for Ant の JAR ファイルを ant ビルドのクラスパスに追加します。
JAR ファイルを以下のいずれかに配置してください。
ユーザーの Ant ライブラリのディレクトリ:$HOME/.ant/lib
Ant システムのインストールライブラリのディレクトリ:$ANT_HOME/lib
解析の方法はユーザーマニュアルの『解析の方法はユーザーマニュアルのAnt を使用したテストと解析』をご確認ください。をご確認ください。
Jtest Plugin for Gradle 設定手順
Jtest Plugin for Gradle を利用するためコマンドラインまたはビルドスクリプトに設定を実施します。
Gradle との統合は以下のコンポーネントによって実現されています。
Jtest Plugin for Gradle – Jtest に同梱。ローカルの Maven リポジトリ [INSTALL_DIR]\integration\maven
にあります。jtest.gradle
...
および init.gradle
...
スクリプト。Jtest に同梱。 [INSTALL_DIR]\integration\gradle
...
にあります。
コマンド ラインでの解析の設定
Jtest に付属のinit.gradle
スクリプトを使用すると、Gradle のビルド スクリプトを変更せずに Gradle と統合できます。-I
オプションを使用してスクリプトの場所を指定し、Gradle でjtest
タスクを実行します。Code Block gradle jtest -I PATH/TO/JTEST/integration/gradle/init.gradle
jtest.home
プロパティが指定されていない場合、init.gradle スクリプトはスクリプト自体のディレクトリに基づいて Jtest のインストール ディレクトリを検出し、プロパティを設定します。
解析の方法はユーザーマニュアルの『jtest.home
プロパティ: 次のどちらかのファイルで Jtest インストールディレクトリの場所を指定します。
-$HOME/.gradle/gradle.properties
- PROJECT_DIR/gradle.properties解析の方法はユーザーマニュアルのGradle を使用したテストと解析
』をご確認ください。をご確認ください。
ビルドスクリプトでの解析の設定
Gradle と統合するようビルド スクリプトを変更するには、jtest.gradle
スクリプトをビルド スクリプトに適用するか (最小限の設定)、
ビルド スクリプトに Jtest タスクを設定 (拡張設定) します。Jtest による解析の実行は、ビルド スクリプトの設定方法によって異なります。
※ここでは最小限の設定方法のみ記載いたします。拡張設定をする場合はリンク先のユーザーマニュアルをご確認ください。最小限の設定
Gralde ビルド スクリプトで Jtest Plugin for Gradle を適用するには、ルート プロジェクトのビルド スクリプトに直接jtest.gradle
スクリプトへのパスを追加します。Code Block //build script blocks apply from: System.properties['jtest.home'] + '/integration/gradle/jtest.gradle' //other build script blocks
jtest.home
プロパティが指定されていない場合、init.gradle スクリプトはスクリプト自体のディレクトリに基づいて Jtest のインストール ディレクトリを検出し、プロパティを設定します。解析の実行
プロジェクトで最小限の設定を行った場合、次のコマンドで解析を実行します。
Code Block gradle jtest -D jtest.home=PATH/TO/JTEST