比較バージョン

キー

  • この行は追加されました。
  • この行は削除されました。
  • 書式設定が変更されました。

Windowsアプリケーションのアプリケーションカバレッジは以下の流れで計測します。

...

アンカー
_Toc465436652
_Toc465436652
2. アプリケーションカバレッジ計測用ファイルの作成

...

  1. 実行モジュールカバレッジウィザードを開きます。
    <dottest_install_dir>\coveragecoverage_wizard.exe を実行します。
    例)C:\Program Files\Parasoft\dotTEST\20222023.2\integration\coverage\agent\coverage_wizard.exe

  2. 実行モジュールカバレッジウィザード上でカバレッジ計測のための設定を行います。
    設定項目:

    • アプリケーションのフルパス                ビルドにて作成したアプリケーション(.exe等)の絶対パス

    • コマンドライン引数                          コマンドラインのアプリケーションの場合に実行時に指定する引数

    • 作業ディレクトリ                             アプリケーションを実行する絶対パス

    • カバレッジインポートのスコープ         -solutionまたは-projectを用いてカバレッジ計測の範囲を指定 ※ 1

    • .NET CLRバージョン                       対象のフレームワーク ※ 2

    • ターゲットスクリプトのディレクトリ      カバレッジ計測用ファイルを生成する絶対パス ※ 3

    • アプリケーションをただちに実行          チェックを入れるとウィザード終了と同時にカバレッジ計測を開始
      ※ 1 –solution <path>\xxx.sln または –project <path>\xxx.csprojの形式で指定します。
      ※ 2 Visual Studio上からプロジェクトのプロパティを開き、[アプリケーション]タブ内の”対象のフレームワーク”にて確認できます。
      ※ 3 デフォルトではC:\Users\<user_name>\Documents\Parasoft\dotTEST\Coverageに作成されます。

      image-20240221-064659.pngImage Added

      実行モジュールカバレッジウィザードの設定例(Windowsアプリケーション):

      Image Removed

  3. 設定が終わったら、実行モジュールカバレッジウィザードの[終了]ボタンを押下します。計測用ファイルが"ターゲットスクリプトのディレクトリ"で指定したパスに作成されます。ターゲットスクリプトのディレクトリで指定したパスに作成されます。
    作成されるファイル、フォルダ:

    • CoverageLogs        カバレッジデータやログが格納されます。※アプリケーション実行時に作成されます。

    • Coverage.settings      dotTEST のカバレッジ計測用設定ファイルです。

    • importCoverage.bat     Visual Studioへインポート可能なデータおよびレポートを生成します。

    • monitorCoverage.bat    アプリケーションを起動し、カバレッジを計測します。

    • dottest.Hooks.deps.json   dotTESTの内部で利用するファイルです。

...


実行モジュールカバレッジウィザードで[アプリケーションをただちに実行]がチェックされた状態で[終了]ボタンを押下すると、サンプルアプリケーションが起動します。
(アプリケーションを終了してから再度起動する場合は、ここまでの手順で作成した monitorCoverage.bat を実行します。)

...

注意!

.

...

NET6以降をご利用中の場合、カバレッジ取得に制限事項があります。monitorCoverage.batの実行前に実施頂く手順がありますので
こちらをご確認ください。

起動したアプリケーション上でカバレッジを計測する操作をします。

...

コード ブロック
rem Registering .NET Profilers  
pushd  "C:\Program Files\Parasoft\dotTEST\20222023.2\bin\dottest\dotnet"   
  Parasoft.Dottest.Profiling.Reg.exe  
popd  
  
rem Clean up coverage logs  
rem rmdir /s /q  "C:\Users\aita\Documents\Parasoft\dotTEST\Coverage\CoverageLogs"
  
rem Initialize profiling environment:   
set cor_enable_profiling=1  
set complus_profapi_profilercompatibilitysetting=EnableV2Profiler  
set disable_il_cov_instr=1  
set parasoft_profiling_profiler_0=netcoverage.dll  
set PARASOFT_DISABLE_IL_COV_INSTR=1  
set parasoft_profiling_profiler_last_id=0  
 <省略> 

...

  1. 計測したカバレッジデータをVisual Studioにインポートが可能な形式に変換します。
    ここまでの手順で作成した importCoverage.bat を実行します。importCoverage.bat の実行が完了すると、reportsディレクトリが作成され、coverage.xmlなどのレポートファイルが生成されます。

    coverage.xmlファイルが作成されない場合は<dottest_install_dir>\dottestcli.propertiesのライセンス設定を確認してください。
    ノードロックライセンスの場合の例
     ● dottest.license.use_network=false

     ● dottest.license.local.password=[パスワード]

    フローティングライセンスの場合の例

     ● dottest.license.use_network=true

     ● dottest.license.network.type=ls

     ● dottest.license.network.edition=server_edition

     ● dtp.url=https://localhost:8443

     ● dtp.user=[ユーザー]

     ● dtp.password=[パスワード]

  2. サンプルアプリケーションのビルドを行ったときに開いたソリューションファイル(StackMachineExample.sln)を開き、コンテキストメニューの[PARASOFT] – [ビューの表示] – [カバレッジ]を選択します。

  3. 表示されたカバレッジのビューから ▼ – [インポート] – [ローカル ファイルまたは URL...]を選択します。

  4. 前の手順で作成した reports\coverage.xml を絶対パスで指定します。

  5. 計測したアプリケーションカバレッジのデータがVisual Studio上で閲覧できます。

アンカー
_Toc465436657
_Toc465436657
dotTEST Desktopエディションのライセンスをお持ちの場合

  1. Visual Studio上で作業を行う前に、dotTESTの設定を変更します。この手順は初回の1度のみ実施してください。
    <dottest_install_dir>\edit_properties.exe を実行します。
    例)C:\Program Files\Parasoft\dotTEST\20222023.2\edit_properties.exe

    エディタが起動し dottestcli.propertiesが開きますので、以下の行を追加します。
    既にdottest.unit_testing.dynamic_coverage_dirの設定が存在する場合は、設定値のみを変更してください。

    コード ブロック
    dottest.unit_testing.dynamic_coverage_dir=<ターゲットスクリプトのディレクトリ(カバレッジ計測用ファイルを生成する絶対パス)

    例)dottest.unit_testing.dynamic_coverage_dir=C\:\\Users\\admin\\Documents\\Parasoft\\dotTEST\\Coverage\\CoverageLogs
    追加もしくは変更が完了したらファイルを保存し、エディタを閉じてください。

  2. Visual Studio上でアプリケーションカバレッジの計測データを変換するための設定を行います。
    Visual Studioを起動し、コンテキストメニューから[PARASOFT] – [オプション]を選択します。
    オプションのウィンドウが開きますので、[Configuration]から、テストコンフィギュレーションを[Builtin]内の"Calculate Application Coverage"をダブルクリックするか
    または、右クリックし[アクティブとして選択]を選択します。
    [アクティブ]の表記が「Calculate Application Coverage」に変わったことを確認した後、[OK]ボタンを押下し、ウィンドウを閉じてください。

  3. Visual Studio上でアプリケーションカバレッジの計測データを読み込みます。
    コンテキストメニューから[PARASOFT] – ["Calculate Application Coverage"の実行]を選択します。

  4. 計測したアプリケーションカバレッジのデータがVisual Studio上で閲覧できます。