demoプロジェクトのソースコードが静的解析ルールに準拠しているかどうかをチェックし、レポートを生成します。生成されたレポートを参照し、静的解析ルールの違反の内容を確認します。
Jtest の静的解析には、次の3 種類があります。
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ここでは、ビルトインのテストコンフィギュレーション「builtin://Critical Rules」を使用します。
demoプロジェクトディレクトリに移動します。
Code Block cd <JTEST_HOME>\examples\demo
Ant から Jtest の静的解析を実行します。次のコマンドを実行してください。
Code Block demo>ant -f jtest.xml jtest-sae
「BUILD SUCCESSFUL」 が出力され Ant ビルドが成功したことを確認します。
Code Block BUILD SUCCESSFUL
Total time: 58 seconds
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静的解析(コーディング規約チェック、フロー解析)結果の確認
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- <JTEST_HOME>\examples\demo\report-saeディレクトリに生成されたreport.htmlを開きます。
- 「すべての指摘事項 カテゴリごと」では静的解析ルールごとに検出された違反の件数を確認します。
- 「作成者ごとの指摘事項」ではコードの作成者別に違反の件数および内容を確認します。
・ コーディング規約チェックの結果- コーディング規約チェックの結果
- demo/src/main/java/examples/eval/Simple.javaの24行目で、map()メソッドのcase文においてcase 10ではなくcase10(空白なし)を使用していることが示されています。
- これは単純な入力ミスですが、値として10が渡された時にクラスは不正な結果を生成します。
- フロー解析の結果
- demo/src/main/java/examples/flowanalysis/AlwaysCloseGSS.java の 30 行目で「"context" は null の可能性がある」ことが示されています。レポートでは30 行目の指摘に至るまでのパスとして以下の流れを確認することが出来ます。
- 20 行目: "context" に null 値の代入
- 22 行目: GSSException がスローされる
- 26,27 行目: 例外処理
- 30 行目: null 値の "context" に対して context.dispose() の呼出しでNullPointerException が発生する可能性がある
- コーディング規約チェックの結果
- 「ファイルごとの指摘事項」では、プロジェクト、パッケージおよびファイルごとに検出された違反の件数や違反の詳細を確認します。
- 「アクティブなルール」では、使用されたコーディングルールを確認します。
- 「テスト パラメーター」では、Jtest 実行オプションを確認できます。
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demoプロジェクトのソースコードのメトリクスを計測し、レポートを生成します。生成されたレポートを参照し、メトリクスを確認します。
ここでは、メトリクスの計測のために「builtin://Metrics」テストコンフィギュレーションを使用します。
demoプロジェクトディレクトリに移動します。
Code Block cd <JTEST_HOME>\examples\demo
Ant から Jtest の静的解析を実行します。次のコマンドを実行してください。
Code Block demo> ant -f jtest.xml jtest-sae -Djtest.config="builtin://Metrics"
「BUILD SUCCESSFUL」 が出力され Ant ビルドが成功したことを確認します。
Code Block BUILD SUCCESSFUL
Total time: 35 seconds
- 終了後、<JTEST_HOME>\examples\demo\report-sae ディレクトリにレポート (report.html, report.xml, metrics.xml) が生成されます。
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メトリクス計測結果の確認
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- <JTEST_HOME>\examples\demo\report-sae ディレクトリに生成されたreport.htmlを開きます。
- 「メトリクスサマリー」で解析プロジェクト対象において計測された各メトリクス値を確認します。
report.html にはプロジェクト毎のサマリー情報が出力されます。
各ファイルやメソッド毎に計測した値を確認するには DTP Standard に解析結果をアップロードする必要があります。