本項目では、C++test の GUIで解析時に、DTP Standard と連携するための設定を説明します。
GUI で解析する場合、DTP設定画面で解析対象毎の設定を行えます。GUIで設定する DTP Standard 連携向けの設定は以下の通りです。C++test(GUI)のDTP Standardへのパブリッシュは基本的に推奨しておりません。
C++testとDTP Standardの疎通確認、DTP Standard上で違反の見え方の確認などで単発の解析をパブリッシュする場合など、評価・動作確認の限定的な利用としてご参照ください。
GUIで推奨しない理由は以下のような手作業による意図しないデータの混入が起こり得るためです。
・GUIは解析対象の選択状態で解析範囲が変わります。選択していないファイルの違反は検出されないためDTP Standard上で前回から違反が修正されたと扱われます。
・GUIでの設定はワークスペース単位となるため、複数プロジェクトが存在する場合、意図せず別のDTPプロジェクトへパブリッシュしてしまうことがあります。
・手動で設定を無効にしないと、単に手元での解析を目的としていて、パブリッシュの意図がなくても解析結果がパブリッシュされてしまっていたという状況が発生します。
[Parasoft]> [設定]で表示される画面左側の[Parasoft]>[DTP]を選択し、右側の[DTP]項目を設定します。
[有効化]にチェックし[サーバー情報]部分の[サーバーホスト名]にParasoftDTPのホスト名またはまたは
IPアドレスを指定します。例は“localhost”を入力しています。
[認証]部分の[デフォルト] のチェックを外し
[ユーザ名]に”admin”、[パスワード]に”admin”を指定します。(adminユーザはデフォルトで作成されます)
[接続のテスト]でParasoft DTPへの接続を確認します。DTPへの接続が確認できたら、[OK]をクリックします。
[DTP]画面右側の[プロジェクト]項目でC++testのテスト結果をパブリッシュするParasoft DTPプロジェクトを設定します
[構成]でパブリッシュするParasoftDTP上のワークスペースを選択し[終了]をクリックします。[DTP]画面右側の[レポート]項目でParasoft DTP側への結果のレポートの可否を設定します。
“□DTPへの結果のレポートを有効化“ のチェックによって決定します。
チェックし有効化 すると、指定したParasoft DTPのプロジェクトへ結果をパブリッシュします。(チェックをしないと、結果はParsoft DTPへはパブリッシュされません。)※“DTPへの結果のレポートを有効化“のチェックが有効のままだと、C++test GUIでテストの度に結果がパブリッシュされますので、検証確認後は“DTPへの結果のレポートを有効化“のチェックを無効にすることをご確認ください。
“編集 レポートの詳細設定”
編集をクリックしてレポートへ詳細情報の設定を行います。build.idは、複数のラン コンフィギュレーションにまたがって「実行」をグループ化するために使用されます。
例えば、
build.id=100をベースラインビルドとして実行した結果と
build.id=101をターゲットビルドとして実行した結果間で
新規に発生した違反や修正済みの違反、既存の違反を確認することが可能です。
(無指定の場合は実行日情報を含む値が設定されます。例:プロジェクト名-2021-01-18)
session.tagは類似する「実行」を区別するために使用されます。
例えば、
ヘッド ブランチとリリース ブランチに対して静的解析を実行する場合に使用できます。[適用]ボタン、[OK]ボタンで設定を終了します。
。[編集] リンクをクリックすると、レポートの高度な設定 (key=value 形式) を行うことができます。設定項目を確認します。
設定が正しければ、[適用]ボタン、もしくは[適用して閉じる]ボタンで設定を終了します。
C++test GUIで解析すると、解析結果がDTP Standardへパブリッシュされます。