Windowsアプリケーションのアプリケーションカバレッジは以下の流れで計測します。
...
アプリケーションカバレッジを計測するためのサンプルプロジェクトの準備をします。
次のアプリケーションを起動します。 <dottest_install_dir>\deploy_examples.exe<dottest_install_dir>\image%USERPROFILE%\Documents\Parasoft\dotTEST 10\Examples\NET Framework\VS2019\SourceCodeに作成されたStackMachineフォルダを任意のディレクトリに配置します。 SourceCode に作成されたStackMachineフォルダを任意のディレクトリに配置します。
※VS2019はご利用のVisualStudioのバージョンに置き換えてください。配置したStackMachineフォルダを開き、ソリューションファイル(StackMachineExample.sln)を実行します。
ソリューションファイルが格納されているファイルパスにはマルチバイト文字を含まないようご注意ください。
マルチバイト文字を含むパスを用いた場合、カバレッジが正しく収集できない恐れがあります。以下の画面が開いたらDebugモードを選択し、ビルドを行います。 ビルドはコンテキストメニューの[ビルド(B)] – [ソリューションのビルド(B)]を選択します。
ビルドが正常に終了したことを確認します。
<StackMachineを配置したディレクトリ>\StackMachine\bin\Debug\StackMachine.pdbが生成されていることを確認します。
...
実行モジュールカバレッジウィザードで[アプリケーションをただちに実行]がチェックされた状態で[終了]ボタンを押下すると、サンプルアプリケーションが起動します。
(アプリケーションを終了してから再度起動する場合は、ここまでの手順で作成した monitorCoverage.bat を実行します。)
Info |
---|
dotTEST 2021.3(.NET6 対応版)ご利用中の方はmonitorCoverage.batの実行前に実施頂く手順があります。NET6ご利用中の場合、カバレッジ取得に制限事項があります。monitorCoverage.batの実行前に実施頂く手順がありますので |
起動したアプリケーション上でカバレッジを計測する操作をします。
...
操作例:
[Input] フィールドに「10」を入力して [PUSH] ボタンをクリックし、スタックに 10 を追加します。
[Input] フィールドに「30」を入力して [PUSH] ボタンをクリックし、スタックに 30 を追加します。
[+] ボタンをクリックして 2 つの値を加算します。 (結果は 40 と表示されます。)
...
計測したカバレッジデータをVisual Studioにインポートが可能な形式に変換します。
ここまでの手順で作成した importCoverage.bat を実行します。importCoverage.bat の実行が完了すると、reportsディレクトリが作成され、coverage.xmlなどのレポートファイルが生成されます。
coverage.xmlファイルが作成されない場合は<dottest_install_dir>\dottestcli.propertiesのライセンス設定を確認してください。
ノードロックライセンスの場合ノードロックライセンスの場合の例
● dottest.license.use_network=false● dottest.license.local.password=[パスワード]
フローティングライセンスの場合フローティングライセンスの場合の例
● dottest.license.use_network=true
● dottest.license.network.type=ls
● dottest.license.network.edition=server_edition
● dtp.server=[DTPサーバ] ● dtp.port=[ポート番号]url=https://localhost:8443
● dtp.user=[ユーザー]
● dtp.password=[パスワード]
サンプルアプリケーションのビルドを行ったときに開いたソリューションファイル(StackMachineExample.sln)を開き、コンテキストメニューの[PARASOFT] – [ビューの表示] – [カバレッジ]を選択します。
表示されたカバレッジのビューから ▼ – [インポート] – [ローカル ファイルまたは URL...]を選択します。
前の手順で作成した reports\coverage.xml を絶対パスで指定します。
計測したアプリケーションカバレッジのデータがVisual Studio上で閲覧できます。
Anchor | ||||
---|---|---|---|---|
|
Visual Studio上で作業を行う前に、dotTESTの設定を変更します。この手順は初回の1度のみ実施してください。
<dottest_install_dir>\edit_properties.exe を実行します。
例)C:\Program Files\Parasoft\dotTEST\2022.2\edit_properties.exe
エディタが起動し dottestcli.propertiesが開きますので、以下の行を追加します。
既にdottest.unit_testing.dynamic_coverage_dirの設定が存在する場合は、設定値のみを変更してください。Code Block dottest.unit_testing.dynamic_coverage_dir=<ターゲットスクリプトのディレクトリ(カバレッジ計測用ファイルを生成する絶対パス)
例)dottest.unit_testing.dynamic_coverage_dir=C\:\\Users\\admin\\Documents\\Parasoft\\dotTEST\\Coverage\\CoverageLogs
追加もしくは変更が完了したらファイルを保存し、エディタを閉じてください。Visual Studio上でアプリケーションカバレッジの計測データを変換するための設定を行います。
Visual Studioを起動し、コンテキストメニューから[PARASOFT] – [オプション]を選択します。
オプションのウィンドウが開きますので、[Configuration]から、テストコンフィギュレーションを[Builtin]内の"Calculate Application Coverage"をダブルクリックするか
または、右クリックし[アクティブとして選択]を選択します。
[アクティブ]の表記が「Calculate Application Coverage」に変わったことを確認した後、[OK]ボタンを押下し、ウィンドウを閉じてください。Visual Studio上でアプリケーションカバレッジの計測データを読み込みます。
コンテキストメニューから[PARASOFT] – ["Calculate Application Coverage"の実行]を選択します。計測したアプリケーションカバレッジのデータがVisual Studio上で閲覧できます。