C++testでは、cpptesttrace/cpptestscanという２つのトレーサーが付属されており、これらを使用する事でプロジェクトのビルド情報を収集し、その収集情報からC++testへプロジェクトをインポートする事ができます。C++testのインポート機能でサポートされていない環境のプロジェクトやeclipse等のIDEでビルドできないようなプロジェクトのインポートを実現することができます。ここでは、２つのトレーサーの使用方法を記載します。
注意
・BDF作成時のビルド方法について cpptesttrace/cpptestscanの2つのトレーサーは、実際に実行されているコンパイルコマンド/リンクコマンドをトレースしています。そのため、トレーサーを付与してビルドする際は、必ずフルビルドが走るようにしてください。Makeなどのビルドユーティリティがコンパイルフェーズをスキップした場合、正しいビルド情報が収集されません。
・ビルドデータファイルの共有について ビルドデータファイルには、作成したPCの絶対パスが含まれることがあります。そのため、他PCへの共有はできません。各開発者のPC上でBDFを作成してプロジェクトをインポートする方法を推奨します。作成後のプロジェクトの構成は同じですので、違反結果、テスト資産の共有などは問題なく行えます。