dotTEST 2023.2 には下記の制限事項があります。
VisualStudio 2015
dotTEST 2023.2から静的解析に使用しているRoslyn パーサーは、Visual Studio 2015に含まれているMSBuild 14.0との互換性がなくなり、Visual Studio 2015で解析した場合、フロー解析の違反を検出することができなくなりました。
引き続き、Visual Studio 2015でフロー解析を実施する場合は、dotTEST 2022.2をご利用ください。
Parasoft DTP (DTP Standard を含む) のプロジェクトに関する制限事項
Parasoft DTP のプロジェクト名にマルチバイト文字が使用されている場合
Parasoft DTP のプロジェクト (dtp.project) の設定値を Unicodeへ変換する必要があります。
解析対象プロジェクトに関する制限事項
解析対象ソリューションおよびプロジェクトが 2 バイトやスペースを含むパスまたは
ネットワークドライブ割り当てられたパス上に配置されている場合、解析エラーが発生する場合があります。
MSTest に関する制限事項
MSTest と MSTest V2 のパラメーター化されたテストケースは、1 テストケースの実行結果として蓄積され、報告されます。
MSTestおよび、NUnit テストケースを実行するには VSTest 実行用のテストコンフィギュレーションを利用してください。
詳細についてはParasoftユーザーガイドの単体テストの概要と単体テストの実行を参照してください。
カバレッジ計測に関する制限事項
ローカルシステムアカウントまたは管理者権限のアカウントから dotTEST を使用すると、単体テストやアプリケーションカバレッジ計測の結果を正しく得られない場合があります。
dotTEST が期待どおり動作するよう、以下のコマンドを管理者権限で実行してください。
<インストールフォルダー>\bin\dottest\dotnet\parasoft.dottest.profiling.reg.exe -ForAllUsersアプリケーションカバレッジ計測機能の実行にはVisual C++ 再現パッケージのインストールが必要です。
通常 dotTEST のインストール時にインストールされますが、再インストールが必要な場合以下のフォルダーのインストーラーを実行してください。
<インストールフォルダー>\bin\prerequisitesIIS アプリケーションのカバレッジ計測ではIISマネージャーでLoadUserProfile (ユーザープロファイルの読み込み) オプションを ”True” に設定する必要があります。
IIS アプリケーションのカバレッジ計測に関して複数の制限事項があります。
こちらをご確認ください。
Windowsアプリケーションのアプリケーションカバレッジ計測に関する制限事項
.NET6のバグにより、.NET6以降のバージョンで作成されたWindowsアプリケーションは通常の手順ではカバレッジ計測をすることができません。
バグの詳細はこちら
通常の手順に加えて、以下の手順を実施する必要があります。
アプリケーションカバレッジを計測する手順の3.アプリケーションカバレッジの計測でmonitorCoverage.bat を実行する前に
dottest.Hooks.dll ファイルを、ビルドの成果物が保存されているフォルダにコピーします。
<dottest_install_dir>\bin\dottest\dotnet\dottest.Hooks.dll をコピーします。
例)C:\Program Files\Parasoft\dotTEST\2023.2\bin\dottest\dotnet\dottest.Hooks.dll先程コピーしたdottest.Hooks.dllファイルを、ビルドの成果物が保存されているフォルダにコピーします。
例)C:\Users\user\Documents\Parasoft\dotTEST 10\Examples\NET\NET 6.0\SourceCode\StackMachine.NET\StackMachine\bin\Debug\net6.0コピーが完了したら、monitorCoverage.bat を実行してアプリケーション上でカバレッジを計測する操作をします。
その後の手順は通常通りの手順を実施します。
Webアプリケーションのアプリケーションカバレッジ計測に関する制限事項
.NET6のバグにより、.NET6以降のバージョンで作成されたWebアプリケーションのカバレッジ計測をする場合は、対象のアプリケーションに変更を加える必要があります。
対象のアプリケーションの依存関係に”<dottest_install_dir>\bin\dottest\dotnet\dottest.Hooks.dll”を追加し、IISにアプリケーションとdottest.Hooks.dllを一緒にデプロイする必要があります。
バグの詳細はこちら
VSTest に関する制限事項
VSTest から単体テストを実行した場合に “api-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dll is missing” エラーが発生する場合、Universal C Runtime in Windows (KB2999226) アップデートをインストールします。
https://support.microsoft.com/en-us/help/2999226/update-for-universal-c-runtime-in-windows
その他の制限事項
Visual Studio 2015 以降のUniversal Windows Apps プロジェクトタイプは、完全にはサポートされていません。
project.json ファイルに格納された Nuget 依存関係情報が解析時に解決されず、結果に影響を与える場合があります。一部のコーディングスタンダードルールは x64 アセンブリをサポートしていません。
Web サイトプロジェクトは、IIS Server によってリコンパイルされ、ターゲットアセンブリの名前が変わるため、アプリケーションカバレッジスコープファイルを使用できません。
Web アプリケーションの場合は問題なくスコープファイルを使用できます。Visual Studio 2015 がインストールされていないマシンでメトリクスを計測するには"Microsoft Build Tools 2015" が必要です。
"Microsoft Build Tools 2015" は以下よりダウンロードできます。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=48159C# と VB.NET のコードが混在した Web サイトのメトリクスを計測できません。
dotTESTインストールフォルダー内のルールドキュメント (dottest_user_guide.pdf) に "Microsoft Code Analysis rules" のルールは含まれません。
<インストールフォルダー>\rules\doc\ja のルールドキュメントファイル (CA.*.html) を確認してください。解析対象ソリューションに含まれるプロジェクトの相対パスに 2 つのドット (/../) が含まれている場合、静的解析の結果は
以前のバージョンの dotTEST によってレポートされた結果と一致しないことがあります。Visual Basic プロジェクトを解析するには、テスト対象の VB プロジェクトで "Strict" および "Explicit" オプションを有効にする必要があります。