既知の問題点・制限事項・変更点
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既知の問題点
Parasoft DTP 2022.1では下記の問題が確認されています。
ソースコードのファイルエンコードとParasoft DTPのデフォルトエンコード(UTF-8)が異なる場合は、Parasoft DTP上のソースファイルが文字化けします。
[Report Center設定]画面から[プロジェクト]に進み、該当プロジェクトを選択し、[ParasoftTest 設定]に エンコードを指定してください。
例:Shift_JIS の場合
file.encoding.name=sjis
Parasoft DTP のデータベースにMySQLを使用していて、かつMySQLデータベースのサーバー文字セットがUTF-8以外に設定されている場合、Report Centerのダッシュボード名や、違反のメッセージが「?????」と表示されます。
その場合、データベースの再作成が必要となり、データの消去が必要になります。- MySQLの設定ファイルをエディタで開きます。
設定ファイルは一般的に次のような場所にあります。正確な場所はマシンの管理者にお問い合わせください。- Windowsの場合:C:\ProgramData\MySQL\My.ini
- CentOSの場合 :/etc/my.cnf
- Ubuntuの場合 :/etc/mysql/my.cnf
- 設定ファイル内の[mysqld]セクションにて、変数character-set-serverがutf8に設定されているか確認します。
utf8に設定されていない場合、DTPのサービスを停止後、[mysqld]セクションに以下の変更を行ってください。
character-set-server = utf8
collation-server = utf8_general_ci
※ MySQL Java Connectorのバージョン8以降をお使いの場合、以下のプロパティも追加します。
default-time-zone=+09:00 - MySQLデータベースサービスを再起動します。
- DTPのデータベースを削除します。
例:
> mysql -u root -p
> drop database GRS;
> drop database DTP;
> quit
- MySQLの設定ファイルをエディタで開きます。
AWS環境でコンプライアンスパック特定ウィジェットから画面遷移することができません。
DTP 2020.2より特定ウィジェットの画面遷移先のパスは/etc/hostsより取得したホスト名を使用するようになりました。AWSインスタンスのホスト名はデフォルトでプライベート IPv4 アドレスの形式のホスト名(プライベートDNS)が割り当てられるため、
VPN外のネットワークからDTPを参照している場合、画面遷移ができません。
回避策として、AWSの設定からホスト名がパブリックIPv4アドレス形式のホスト名(パブリックDNS)になるように変更を行ってください。
以下参考(Amazon EC2 インスタンスに静的ホスト名を割り当てる方法)Amazon Linux インスタンス : https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/set-hostname.htmlCent OS インスタンス : https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/knowledge-center/linux-static-hostname-rhel7-centos7/Ubuntu Linux インスタンス : https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/knowledge-center/linux-static-hostname/
赤枠で囲われているウィジェットがコンプライアンスパック特定ウィジェットです。
制限事項
Parasoft DTP は、マシン名にアンダースコア ("_") が含まれている場合、インストールできません。
マシン名を変更して頂くか、別のマシンへインストールしてください。Parasoft DTP のプロジェクトと異なるソースファイルの文字エンコーディングを管理することはできません。
エンコードごとに、プロジェクトを作成して頂き、プロジェクトに対してエンコードを指定してください。
変更点
- 旧バージョンのParasoft ツールとの互換性がなくなりました。(サポート終了)
各Parasoft製品の相互互換性についての詳細はこちらをご確認ください。- dotTEST、Jtest、および C/C++test 10.4.2 以前
- SOAtest 9.10.7 以前
日本語版では組込みデータベースはサポートされていません。
- PostgreSQL データベースのサポートが追加されました。
- Oracle 11g のサポートは終了しました。
- Internet Explorer 11 のサポートは終了しました。
- MySQL 5.6 のサポートは非推奨であり、将来の DTP のリリースで削除される予定です。
- Team Server は非推奨になっており、将来の DTP のリリースで削除される予定です。
Team Server での XML および HTML レポートのアップロード、ダウンロード、および表示はサポートされなくなりました。 - DockerコンテナーへのParasoft DTPのデプロイをサポート
詳細はこちらをご確認ください。
こちらは2020.1時点での変更点です
- インストールディレクトリ構成が変更になりました。
DTP のインストール ディレクトリが 2 つのメイン ディレクトリから構成されるようになりました。- アプリケーション ディレクトリ: バイナリ、Web サーバー、およびその他のファイルを含む
- データ ディレクトリ: 構成ファイル、および接続されたコード解析/テスト実行ツールから DTP にレポートされたデータを含む。
- Windows
- C:\Program Files\Parasoft\DTP (デフォルト)
- C:\ProgramData\Parasoft\DTP (デフォルト)
- Linux (DTP.shで指定。以下は例。)
- /opt/parasoft/dtp
- /opt/parasoft/dtp_data
- Windows
- バージョン番号が変更されました。
DTP を含むすべての Parasoft 製品は、次の書式のバージョン番号を使用します: YYYY.release - コンテキスト パスをサポートするようになりました。
DTP は、リバース プロキシ環境のコンテキスト パスをサポートするようになりました。
これにより、異なるコンテキスト パス上の単一のポートを介して DTP アプリケーションにアクセスできるようになります。 - JDBC Driver の配置場所が変更されました。
- Windows
新: C:\ProgramData\Parasoft\DTP\lib\thirdparty
旧: <DTP_HOME>\lib\thirdparty - Linux
新: <DTP_DATA_HOME>/lib/thirdparty
旧: <DTP_HOME>/lib/thirdparty
- Windows
- 日本語化設定ファイル (Linux)の場所が変更されました。
新: <DTP_HOME>/bin/.pstrc
旧: $HOME/.pstrc_$HOSTNAME