本ドキュメントではJtest とParasoft DTP を連携した解析結果の活用方法を説明します。
Parasoft DTP にはJtest の上位Edition に付属されるReport Center の機能を限定したアプリケーション(以下、DTP Standard)と、Jtest の上位Edition にコンプライアンスパック(有償)を追加すると、DTP Standard の機能制限を外し、全てのウィジェットが使用可能なアプリケーション(以下、DTP Compliance)の2 種類存在します。
DTP Standard はDTP Compliance の機能制限版であり、DTP Standard 固有の機能はありません。
そのため、本ドキュメントにおけるDTP Standard の表記はDTP Compliance でも使用可能であることを指します。
DTP Complianceのみで使用可能な機能は、コンプライアンスパックに記載します。
Jtest とDTP Standard を連携させることで、違反のトレンドグラフや静的解析および単体テスト結果の詳細などをブラウザ経由で確認することができます。
ブラウザ上で検出された各違反に対するアクション、重要度、担当者、対応期限などを設定することで、プロジェクトの状況管理や個人のタスク管理にもご利用いただけます。
単純な違反のビューアとしてご利用いただく、プロジェクト管理/タスク管理にもご利用いただくなど、ケースに応じて使い分けることができます。
また、テストコンフィギュレーションの編集をブラウザのGUI 上で行い、作成したテストコンフィギュレーションをメンバ間で共有するなどテストコンフィギュレーションに関する詳細な設定を行うこともできます。
さらに、DTP Compliance では、表示可能なウィジェットの制限がなく、より多くの情報を可視化できるようになります。
OWASP TOP 10 や CERT、CWE のコンプライアンスパックをアドインすることで、専用のウィジェットとダッシュボードが追加され、コンプライアンス順守状況の可視化、レポート機能によるエビデンスの作成ができるようになります。