Jtest 2023.1 では以下の変更点があります。
IDEのサポート
次の IDE のサポートが追加されました。
...
Maven 3.9.x のサポートを追加しました。
Android のサポート
AndroidアプリケーションのJavaソースコードに対して、静的解析が行えるようになりました。
Google Java Style Guideに基づいたAndroid専用のテストコンフィギュレーション「Android Guidelines」に違反するコードを検出します。
Visual Studio Codeのサポート
静的解析の実施および結果の確認、カバレッジ結果の表示の確認をVisual Studio Code上で行えるようになりました。
セキュリティコンプライアンスのテスト コンフィギュレーションの変更
いくつかのセキュリティコンプライアンスのテスト コンフィギュレーションが追加及び変更、削除されました。
※セキュリティコンプライアンス関連機能の使用には専用のライセンス(有償)が必要です。
以下のビルトインテストコンフィギュレーションが追加されました。
CERT for Java Guidelines
CWE 4.610
CWE Top 25 20212022
CWE Top 25 + On the Cusp 20212022
HIPAA
OWASP ASVS 4.0.3
OWASP Top 10-2021
PCI-DSS 4.0
VVSG 2.0
以下のビルトインテストコンフィギュレーションが更新されました。
CERT DISA-ASD-STIGfor Java
UL 2900
以下のビルトインテストコンフィギュレーションが削除されました。
CWE 4.4
CWE 4.5
CWE Top 25 2020
CWE Top 25 + On the Cusp 2020
単体テストアシスタント機能の拡張
JUnit 4 および JUnit5 のテスト実行のデフォルトの最適化
ビルトインのテストコンフィギュレーションがJUnit4およびJUnit5に合わせて最適化され、テスト結果やカバレッジ計測に必要な時間が短縮されました。
テスト作成プロセスの最適化
単一のテスト ケースのカバレッジが増加するようテスト作成プロセスが最適化されました。
UTA はデータフロー解析を利用して、テストを生成するのに必要な最小のテスト ケース事前条件の数を判断できるようになりました。
これにより、テスト ケースのサイズと複雑さが減少し、効率が向上します。
新規カバレッジ オプション
UTA はテスト対象メソッドごとに、さまざまなコード ブランチをカバーする複数のテスト ケースを作成します。次のどちらかに最適化されたテスト スイートを作成できます。
最大のコード カバレッジ - 必要最小限のテストで最多の実行パスをカバーするテストを作成します。
テスト スイートの保守性 - 主な実行パスをカバーする比較的少数のテストを作成し、テストの複雑さを軽減して保守性を増加させます。
UTAその他の拡張
Lombok フレームワークを使用するプロジェクトをサポートするようになりました。
@InjectMocks のサポートが拡張されました。
アサーションの自動追加
UTA は [テスト スイートの作成] オプションを使用したテスト一括作成時にテストにアサーションを追加します。
テストを生成した後、UTA はテストを実行してテスト対象コードの動作をキャプチャし、テスト対象メソッドの戻り値 (あれば) およびテスト対象クラスの変化があったフィールドを検証するアサーションを追加します。
詳細についてはこちらを参照してください。6
SonarQubeとの連携を強化
「Parasoft Findings Plugin for SonarQube」プラグインをSonarQubeに設定することで、SonarQube上でJtestの静的解析結果の確認が可能になりました。
単体テストアシスタント機能の拡張
新規オプションの追加
テストケースの一括作成時に、カバレッジを増加させるテストケースを作成する機能が追加されました。
※ テストケースの一括作成には、「Unit Test Bulk Creation」オプション(別売)が必要です。
UTAその他の拡張
java.lang.Number のサブクラス型の変数初期化のサポートが改善されました。
[影響を受ける単体テスト] ビューが拡張。新規テストを示すアイコンが追加され、カバレッジ データが存在するかどうかにかかわらず、ローカルに追加されたすべての新規テストがビューに表示されます。
Mockito 4.11 のサポートが追加されました。
カバレッジ計測機能の拡張
アプリケーションのバイナリファイルのカバレッジ計測によりソースコードが無い状態でもカバレッジの計測が可能になりました。
ローカルでのコードの変更の影響を受けるテストケースを自動的に検出することが可能なテスト影響分析機能も追加されました。
ルールの更新
新規ルールの追加
フロー解析、セキュリティ関連のルールが追加されました。
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※ カテゴリがセキュリティのルールはSecurity Compliance Pack 、またはLegacyライセンスを利用中の場合のみ利用可能です。
※ カテゴリがフロー解析のルールはEngineライセンスを利用中の場合のみ利用可能です。
その他の拡張
IPv6がサポートされるようになりました。
フロー分析ルールを含むテストコンフィギュレーションを実行するときのJtestのパフォーマンスが向上しました。
log4jの脆弱性に対処しました。Jtest2022.1ではlog4jバージョン2.17.2が使用されています。
フロー解析エンジンの改善により、バージョン2022.1と以前のバージョンで報告された違反に違いが生じる可能性があります。フロー解析エンジンの全般的な改善により、以前のバージョンでレポートされた違反と差異が生じる可能性があります。
Change Based Testing ライセンス機能は Test Impact Analysis に名前が変更されました。
ダーク テーマで実行したときのルック & フィールが改善されました。