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Util#checkDateFormat メソッドは static メソッドです。今回はこの Util#checkDateFormat をモックにします。
Util#checkDateFormat では入力された文字列が日付のフォーマット “yyyy/MM/dd” に一致するかをチェックします。
一致する場合は、true を返却し、一致しない場合は false を返却します。
・テストメソッド作成
1.ソースコードペインで Order#setDate メソッドを開きます。
2.単体テストアシスタントビューで をクリックします。
3.setDate(String) メソッドの引数を入力します。次のコードの “” を “12345” に変更します。
変更前 | 変更後 | |
String date = ""; | ► | String date = "12345"; |
4.アサーションを追加します。
追加するアサーション |
assertEquals("", underTest.getDate()); |
【補足】
テストデータの “12345” は Util#checkDateFormat でチェックする日付フォーマット (yyyy/MM/dd) とは一致せず false が戻されます。
テスト対象の Order#setDate メソッドでは Util#checkDateFormat の戻り値が false の場合が変数 date に空文字を格納するため、アサーションは Order#getDate メソッドの戻り値が空文字であることを期待します。
5.単体テストアシスタントビューで をクリックし、テストケースが成功することを確認します。
・テストメソッド作成
static なメソッドである Util#checkDateFormat をモックにして必ず “true” を戻すようなテストを実行します。
1.単体テストアシスタントビューの実行フローからsetDate(String) > Util.checkDateFormat(String) を右クリックし、 をクリックします。
2.追加されたモックを変更します。
追加されたモック
boolean checkDateFormatResult = false; // UTA: デフォルト値 doReturn(checkDateFormatResult).when(Util.class); |
必ず true を返すように変更します。
変更後のモック
boolean checkDateFormatResult = true; // UTA: デフォルト値 doReturn(checkDateFormatResult).when(Util.class); |
3.単体テストアシスタントビューで をクリックし、テストケースが失敗することを確認します。
【補足】
テスト対象の Order#setDate メソッドでは Util#checkDateFormat の戻り値が trueの場合が変数 date に渡されたデータを格納するため、date にテストデータの “12345” が格納されます。
アサーションは Order#getDate メソッドの戻り値が空文字であることを期待しますが実際には “12345” が格納されているためアサーションエラーが発生してテストケースが失敗しました。
4.単体テストアシスタントビューで Util#checkDateFormat がモックに置き換わったことを確認します。