カバレッジの収集

③coverage.exeでバッチを作成し、テスト対象アプリを起動、静的カバレッジファイル等が含まれるCoverageフォルダを作成

カバレッジログ収集手順

1. coverage.exeを起動し、以下の様に入力します。
   

   

   ①　テスト対象のexeファイルを選択します。このとき、exeと同じフォルダーにpdbファイルが必要です。
   ②　起動用バッチや実行後のカバレッジログが出力されるフォルダです。
   　　フォルダは任意の場所に作成することも可能ですが、上記キャプチャのように下記フォルダに作成することを推奨いたします。
   　　C:\Users\＜ユーザー名＞\Documents\Parasoft\dotTEST\Coverage
   ③　テスト対象のソリューションファイルを「-solution」オプションを使って指定します。
   ④　チェックボックスを外します。

2. 終了ボタンを押すと「ターゲット スクリプトのディレクトリ」に以下のファイルが作成されます。

   1. monitorCoverage.bat
      アプリケーション起動用バッチです。カバレッジ取得のためには必ずこのバッチからアプリケーションを起動する必要があります。

   2. importantCoverage.bat
      dotTESTを使ってカバレッジログからカバレッジを計測するためのバッチです。

   3. coverage.settings
      カバレッジを計測する時の設定ファイルです。

   4. dottest.Hooks.deps.json
      dotTESTの内部で利用するファイルです。

複数回のテストをまとめてカバレッジ計測する

dotTESTのカバレッジ計測では複数回のテストのカバレッジログをまとめて1つにマージすることが出来ます。
例えば、テストシナリオが1～10まであったとして、ソースコードを変更しなければ、1日目に1～5まで、2日目に6～7、3日目に8～10と、日を分けて実行した結果を1つにマージする事が出来ます。

1. カバレッジログ収集手順の1～4までを実行し、バッチファイルを作成します。

2. monitorCoverage.batファイルをテキストエディタで開き、以下の行、rmdirの先頭にremをつけてコメントアウトします。
   デフォルトではCoverageLogsフォルダーを実行毎に削除しますが、ソースコードに変更がない場合、削除しないことで複数回実行したテストのカバレッジをマージすることが出来ます。
   修正前

   rem Clean up coverage logs
   rmdir /s /q "C:\Users\xxxxxxx\Documents\Parasoft\dotTEST\Coverage\CoverageLogs"

   
   修正後

   rem Clean up coverage logs
   rem rmdir /s /q "C:\Users\xxxxxxx\Documents\Parasoft\dotTEST\Coverage\CoverageLogs"

3. 修正が完了したら、通常の手順でテストを実行します。