この章では、Jtest 10.xで利用していたテストコンフィギュレーションやカスタムルールをJtest 2021.1で利用するための方法を記載します。

テストコンフィギュレーション

・ユーザー定義テストコンフィギュレーション

Jtest 10.X で利用していたユーザー定義テストコンフィギュレーションは Jtest 2021.1 でもご利用いただけます。
ただし、ルールの削除/追加やルールパラメータの変更があるため Jtest 2021.1 で再作成することを推奨しております。

• Jtest 10.Xのユーザー定義テストコンフィギュレーションの取得
  以下の場所に格納されているJtest 10.x で利用しているユーザー定義のテストコンフィギュレーション (*.properties) を取得します。

  ${JTEST_HOME}/configs/user

  ※　${JTEST_HOME} は 過去バージョンのJtest 10.x のインストールディレクトリを示します。

• Jtest 202X でユーザー定義のテストコンフィギュレーションの利用
  取得したJtest 10.x または 202X のテストコンフィギュレーション (*.properties) をJtest 2021.1 の次の場所に格納します。

  ${JTEST_HOME}/configs/user

  ※${JTEST_HOME} は Jtest 2021.1 のインストールディレクトリを示します。
  格納後、以下いずれかの方法でテストコンフィギュレーションが利用可能であることをご確認ください。

• コマンドラインインタフェースまたはビルドシステムプラグインをご利用の場合
  次のコマンドを実行し、テストコンフィギュレーションが利用可能かをご確認ください。

${JTEST_HOME}/configs/user に格納したテストコンフィギュレーションは [user://コンフィギュレーション名] で表示されます。

• Jtest IDE Plugin をご利用の場合
  Jtest 2021.1 をプラグインしたIDE の [Parasoft] > [設定] > [コンフィギュレーション] を開きます。
  [ユーザーコンフィギュレーション] に ${JTEST_HOME}/configs/user のパスを設定します。
  テストコンフィギュレーション/User に ${JTEST_HOME}/configs/user に格納したテストコンフィギュレーションが表示されていることをご確認ください。 

・ビルトインテストコンフィギュレーション

Jtest 2020.1 から Jtest 2021.1へのバージョンアップに伴いビルトインテストコンフィギュレーションの追加/更新/削除が行われました。

追加

以下のビルトインテストコンフィギュレーションが追加されました。

• CWE 4.4
• CWE Top 25 2020
• CWE Top 25 + On the Cusp 2020
• DISA-ASD-STIG
• OWASP API Security Top 10-2019

更新

以下のビルトインテストコンフィギュレーションが更新されました。

• CERT for Java
• UL 2900
• CERT for Java
• Recommended Rules

削除

以下のビルトインテストコンフィギュレーションが削除されました。

• CWE 4.0
• CWE 4.2
• CWE Top 25 2019
• CWE Top 25 + On the Cusp 2019

カスタムルール

・カスタムルールの利用

1. 過去バージョンからルールファイルを取得する

RuleWizard で作成または変更したルールを Jtest 2021.1 で利用する場合、ルールファイル (*.rule) を、次のディレクトリから取得します。

※　${JTEST_HOME} は Jtest 10.x のインストールディレクトリを示します。
※　rulemap.xml が存在する場合はルールファイルと合わせて取得します。

2. 2021.1にルールファイルを適用する

取得したルールファイル (*.rule) をJtest 2021.1の次のディレクトリに格納してください。

※　${JTEST_HOME} は Jtest 2021.1 のインストールディレクトリを示します。
※　rulemap.xml も合わせて格納します。
※　正式運用の前にルールが Jtest 2021.1で正しく動作することをご確認ください。