Parasoft DTPを用いることのメリット
複数人のチームでソフトウェアを開発している場合に、Parasoft DTPを併用することで dotTEST をより効果的に便利に利用できます。
たとえば、以下のようなことが実現できるようになります。
Visual Studioに結果をインポートせずにWebブラウザー経由でカバレッジの計測結果を確認する。
計測データを直接やり取りすることなく、アプリケーションカバレッジの計測結果をチーム内で共有する。
Parasoft DTP上で各開発者の計測結果をマージした結果を確認する。（利用者がマージする必要がない）
Parasoft DTPを用いることで、アプリケーションカバレッジの計測結果だけではなく、コーディング規約チェックやフロー解析の結果についてもParasoft DTP上で管理および確認することができるようになります。
Parasoft DTPを用いない場合の、カバレッジの計測結果の共有例
開発者のカバレッジ計測の結果を他の開発者が閲覧する場合、計測結果のファイルを渡し、Visual Studioへインポートする必要があります。
各開発者のカバレッジ計測の結果をマージするためには他の開発者のカバレッジ計測のログを受領し、カバレッジを累積で計測する必要があります。
カバレッジを累積で計測する方法は、[補足] 累積カバレッジを計測する方法をご確認ください。
Parasoft DTPを用いた場合の、カバレッジの計測結果の共有例
Parasoft DTPを用いた場合の共有例を記載します。
特徴を以下に記載します。
Publish | カバレッジを計測した利用者の方がインポート*を実行した際に、裏で自動的にParasoft DTPへ結果が登録（Publish）されます。Parasoft DTPへPublishするためにはdottestcli.propertiesに以下の設定を行います。 |
計測結果のマージ | DTPサーバーへPublishされると、Parasoft DTPが受信した結果と登録済の結果を自動的にマージします。 |
結果の取り込み | Visual Studio上のdotTEST Pluginにて、Parasoft DTPから結果をインポートするとDTPサーバーで管理されているカバレッジ計測の結果を取得し表示します。 |
Webブラウザー経由での結果の確認 | Visual Studioを使わずとも、WebブラウザーにてDTPサーバーへアクセスするだけで、カバレッジの計測結果を閲覧することができます。閲覧画面の例を次の章に記載しています。 |
このように、利用者の方は事前に設定を行うだけで、自身が計測したカバレッジ計測の結果をDTPサーバーへ登録し、他の開発者のカバレッジ計測の結果を共有できます。
Parasoft DTPへWebブラウザー経由でアクセスした場合に表示される画面の例
最後にParasoft DTPのWebブラウザー経由での表示の例を記載します。
これらの表示はほんの一例であり、表示する項目はカスタマイズができます。
画面の説明
コーディング規約チェックやフロー解析の結果、推移、重要度別の違反数が緑色のカテゴリで表示されています。
単体テスト*の実行やアプリケーションカバレッジの計測結果がオレンジ色のカテゴリで表示されています
薄いオレンジ色のカテゴリ（最後の実行）のように、直近のdotTEST の実行結果を確認することもできます。
アプリケーションカバレッジの結果画面
Parasoft DTP上に表示された各項目を選択することで、より詳細な情報を確認することができます。以下はアプリケーションカバレッジの計測結果をさらに詳細に表示した画面です。
Webブラウザー上ではVisual Studio上でカバレッジ計測の結果を確認する際と同様の情報が確認できます。
画面右側の緑で塗られている行はアプリケーションカバレッジの計測にて実行された処理
画面右側の赤に塗られている行は実行されなかった処理
画面左のカバレッジのビューには、実行可能行と計測時に実行された行がパーセントにて表示されます。
このように、Parasoft DTPを利用することで、dotTEST をより効果的に便利にお使いいただけます。
是非一度、お試しください。