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C/C++testでは、開発で利用しているコンパイラを使用するため、下記の情報が必要になります。

  • コンパイラオプション

  • ソースファイルの依存関係


上記の2つの情報を「ビルド コマンド スキャンニング」機能を用いて一括で収集し、C/C++testが読み取り可能なフォーマットに変換したファイルをビルドデータファイルと言います。
ビルドデータファイルを作成するためには、下記の二段階の処理を行います。

  1. 3つの環境変数を設定します。

環境変数

説明

CPPTEST_SCAN_OUTPUT_FILE

ビルドデータファイルのフルパス

CPPTEST_SCAN_PROJECT_NAME

プロジェクト名

CPPTEST_SCAN_TRACE_COMMAND

コンパイラ名

※CPPTEST_SCAN_TRACE_COMMANDは、未サポートのコンパイラなどC/C++testが認識できないコンパイラの場合に指定する必要があります。通常は設定不要ですが、書き方の例として本チュートリアルでは意図的に記載しています。

  1. 下記のコマンドを実行します。

    cpptesttrace <オリジナルのビルドコマンド>|

「C:\Parasoft_Tutorial\cpptest_workspace\<各プロジェクト>」に、チュートリアル用のサンプルプロジェクトを用意しています。
サンプルプロジェクトにビルドデータファイルを作成してみましょう。

  1. 「C:\Parasoft_Tutorial\cpptest_workspace」ディレクトリ下にある「generate_bdf.bat」をエディタで開きます。
    ※Linuxの場合は"generate_bdf.bat"ではなく、同ディレクトリ下に存在する"generate_bdf.sh"を編集します

    generatebdf01-20240617-062249.png
  2. ビルドコマンドを実行するために必要なユーティリティが格納されたディレクトリパスが「PATH」環境変数に追加されていることを確認します。

  3. 「CPPTEST_TRACE_DIR」環境変数に”cpptesttrace”が存在するディレクトリを設定します。
    ※図ではCドライブ直下にパッケージを展開しています。

    generatebdf02-20240618-050012.png
  4. 「CPPTEST_SCAN_OUTPUT_FILE」環境変数に「<プロジェクト名>\cpptestscan.bdf」となっていることを確認します。

    generatebdf03-20240618-050215.png
  5. 「CPPTEST_SCAN_PROJECT_NAME」環境変数にプロジェクト名が設定されていることを確認します。

    generatebdf04-20240618-050424.png
  6. 「CPPTEST_SCAN_TRACE_COMMAND」環境変数にコンパイラ名が正規表現で記載されている事を確認しREMを削除します。(画面では、gccとg++を指定しています。)

    generatebdf05-20240618-050552.png
  7. 最後の処理が「cpptesttrace <オリジナルのビルドコマンド>」である事を確認します。

    generatebdf06-20240618-050701.png
  8. 19行目以降に記載されているFlowAnalysisCpp、Security、Shapesプロジェクトも同様に手順(4.)から(7.)の操作を行います

  9. 「generate_bdf.bat」ファイルを実行し、各プロジェクトフォルダ内にcpptestscan.bdfファイルが生成されていることを確認します。

    generatebdf07-20240618-052706.png
  10. C/C++test GUI上の[ファイル]>[新規]>[プロジェクト]を選択します。

    generatebdf08-20240618-052938.png
  11. 表示された画面から[C/C++test]>[ビルドデータファイルからプロジェクトを作成]を選択後、[次へ]を選択します。

    generatebdf09-20240618-053103.png
  12. [ビルドデータファイル]テキストボックスに、手順(9.)で生成した「cpptestscan.bdf」を指定します。

    generatebdf10-20240618-053530.png
  13. [オプションのソースの変更]画面が表示されたら[はい]を選択します。

  14. [終了]を選択します。[プロジェクト・エクスプローラー]ビュー上に、FlowAnalysisプロジェクトが生成されることを確認します。

    generatebdf11-20240618-053803.png
  15. FlowAnalysisCpp、Security、Shapesプロジェクトも同様に手順(10.)から(14.)を行い、プロジェクトを追加します。

    generatebdf12-20240618-054109.png




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