ログファイル(ls_access.log)の見方
Parasoft DTP、スタンドアロン ライセンスサーバーとでログファイル(ls_access.log)の出力先が異なっております。
ログファイルは、それぞれ以下のパスに出力されます。
インストールモジュール | ログの出力先 |
---|---|
Parasoft DTP | <DTP_DATA_DIR>\logs |
スタンドアロン ライセンスサーバー | <INSTALL_DIR>\license-server\data\logs |
ログファイルは、日付が更新されるたびに、新しいログファイルに切り替ります。
ログファイルではクライアント側からライセンスサーバへのライセンスの要求/開放、クライアント~ライセンスサーバ間でのライセンス情報のチェックにおけるログの流れについても確認することができます。
以下、ログファイル内に出力される情報になります。
<log_entry ver="1">
<time>日付(2022-11-14 10:34:09.590)</time>
<ip>IP アドレス(xxx.xxx.xxx.xxx)</ip >
<type>リクエスト情報のタイプ(※1)</type>
<request>ライセンスの詳細な情報(※2)</request>
<status>ステータス番号(※ スタータス内容に依存します</status>
<statusmsg>ステータス内容</statusmsg>
</log_entry>
※1 リクエスト情報のタイプの詳細は、「付録 -> 1.リクエスト情報のタイプの詳細」を参照ください。
※2ライセンスの詳細な情報は<request>~</request>に情報が出力されています。
ライセンスの詳細な情報は、以下の通りとなります。
リクエスト情報のタイプが、“GET_ENCODED_LICENSE”、“RELEASE_ENCODED_LICENSE”の場合に、以下の情報が出力されます。
<hostName>クライントのマシン名</hostName>
<clientID></clientID>
<minor>使用されるツールのバージョン(10.6の‘6’の部分)</minor>
<archName>使用されるツールのプラットフォーム</archName>
<userName>クライントのマシンのログインユーザ名</userName>
<userID>使用されるライセンス毎に割り振られるユーザID</userID>
<authorization>1</authorization>
<machineID>クライアントの各マシンに割り振られるID </machineID>
<major>使用されるツールのバージョン(10.6.x の‘10’の部分)</major>
<networkID>0</networkID>
<validation>valid</validation>
<authentication>暗号化された、“toolName”の情報</authentication>
<toolName>クライアントから要求されたライセンスのフィーチャ</toolName>
※ 内容の説明が記述されていないもの(validation、networkID、clientID、authorization)に関しては、
明確な情報が取れていないため、説明を記載しておりませんが、ライセンスの使用状況を把握する上では、重要な情報ではないものとなります。
1. クライアント側からのライセンス要求時
クライアント側にあるツールから、“ライセンス取得”の要求が、ライセンスサーバに送られた際に、「起動時」のログが出力されます。
ライセンスのフィーチャ(※)毎に要求が送られ、ログが出力されるかたちとなります。
(※)フィーチャとは、ライセンスの各エディションで使用可能な機能を意味します。
例えば、静的解析(コーディング規約)を行うためには、“C++Test Coding Standards”という機能がライセンスに含まれている必要があり、また、これらはライセンスの各エディションで使用できる機能が異なります。
2. クライアント側との接続時
ライセンスサーバとクライント側のツールとで、ライセンス情報のチェックを15 分毎に行います。この時、[クライアント側からのライセンス要求時]と同じログ情報(「15 分毎にチェック」)が出力されます。
※注意:1回目のクライアント側からのライセンス要求時「15 分毎にチェック」後特にクライント側のツールを動作させていない場合は次の「3.クライント側からのライセンス解放時」と同様のログを出力し、ライセンスを開放します
3. クライアント側からのライセンス解放時
クライント側のツールを終了し、ライセンスを解放した時点で、「終了」のログが出力されます。
※クライント側のツールを終了し、ライセンスを解放する際に、強制終了された場合は「終了」のログは出力されません
この時、ライセンスは一時的に保持された状態になり、次のライセンスサーバ~クライント間でライセンスのチェックを行った際にライセンスが開放されます。
なお“ライセンスが開放された際の情報はログとして出力されません”。(保持されたライセンスは最長で15 分間以内に開放されます。)