この章では、Jtest 9.x と Jtest 2021.1 の違いについて記載いたします。

モジュール

・32bit OS 向けモジュール

32 bit OS 向けのモジュールを廃止し、64 bit OS 向けのモジュールのみを提供します。
32 bit 環境でのサポートについても廃止されました。

・モジュール形式

モジュールは、アーカイブ形式 (Windowsではzip形式、Linuxではtar.gz形式) で提供いたします。
Jtest9.x ではプラグイン版とスタンドアローン版の2つのモジュールが提供されましたが、プラグイン版のみ提供いたします。
インストール後、解析方法に合わせてビルドツールや IDE (統合開発環境) にプラグインしてください。
Desktop エディションをご利用の場合は必ず Jtest IDE PluginとParasoft Pluginをご利用ください。Jtest IDE Plugin は Eclipse、IntelliJ IDEA  へのプラグインを提供します。
インストールやプラグイン方法の詳細は、セットアップガイドの システム要件とインストールをご確認ください。

マシンID

ライセンス発行にはマシンIDが必要となります。マシン ID の確認は jtestcliコマンドを利用します。

• jtestcli コマンドラインによるマシンIDの確認

※　Jtest IDE Plugin で IDE の [Parasoft] > [設定] > [Parasoft] > [ライセンス] でマシン ID をご確認いただくことも可能です。

※　フローティングライセンスの場合は、Parasoft DTPのLicense ServerのマシンIDが必要です。

Jtest の設定

• コマンドラインインタフェースまたはビルドシステムプラグインをご利用の場合

Jtest 9.xでは、Jtest のGUI (Eclipse) からライセンス等の設定をしていましたが、Jtest 2021.1では、Jtest のインストールディレクトリにある jtestcli.propertiesで設定します。
jtestcli.properties に設定した情報はコマンドラインインタフェースおよびビルドシステムプラグインによる全ての解析に適用されます。

• Jtest IDE Plugin をご利用の場合

各 IDE の設定画面 ([Parasoft] > [設定]) から設定を行います。
Eclipse で Jtest をご利用の場合、ライセンス情報を含めた Jtest の設定は各ワークスペースに保存されます。複数のワークスペースで Jtest を利用される場合は、ワークスペース毎に設定を行ってください。
IDE で設定した情報は Jtest のコマンドラインインタフェースおよびビルドシステムプラグインによる解析に反映されません。同様に、Jtest インストールディレクトリの jtestcli.properties に設定した情報は IDE には反映されません。

Jtest の解析対象

Jtest9.xでは、Eclipseプロジェクトに対して解析を行っていましたが、Jtest 2021.1では、Eclipse プロジェクト以外のプロジェクトの解析も簡単に行えます。

• コマンドラインインタフェースの解析

Jtest 2021.1 は Apache Ant、Apache Maven、Gradle のプラグインを用意しています。ビルドツールから Jtest を呼び出して解析することが出来ます。
Eclipse 形式のプロジェクトをコマンドラインインタフェースから解析する場合は、Plugin for Eclipse　に搭載されている Parasoft Runnerを利用します。
ビルドシステムプラグインや Jtest IDE Pluginを利用しない場合は jtestcli コマンドラインインタフェースで解析を行いますが、事前に解析対象プロジェクトのビルド情報を定義したプロジェクトファイルを用意する必要があります。
詳細はJtest コマンドラインインタフェースの解析をご参照ください。

• GUI の解析

Jtest 9.x で対応していた Eclipse はもちろん IntelliJ IDEAからも Jtest の解析を実行することが出来ます。
詳細はJtest IDE Pluginの解析をご参照ください。

使用可能なルール

Jtest 9.5 から削除、新規追加されたルールがあります。Jtest 2021.1で利用可能なルールは、ドキュメント一覧の「ルール一覧」をご確認ください。