単体テスト(テストケースエディター 基本のテストケース)
本章では、テストケースエディターを使用し、"FlowAnalysis"プロジェクトのソースファイルである" nullPointerDerefBenchmark.c"に実装されている"static int noFalseViolation1()"関数が仕様に則って動作するかをテストする手順を記載します。
テスト対象関数である"static int noFalseViolation1()"関数は下記のような仕様となります。
第一引数が3以下であれば、0を戻り値とします。
第一引数が4以上であれば、staticなグローバル変数iの値を戻り値とします。
下記の単体テスト手順にしたがってテストを実施します。手順は2章で説明した手順に沿っています。
このページの内容:
単体テスト対象のソースに対してテストスイートを作成
テスト対象のソースファイルを選択し、 青色の三角のボタンの右側にある▼ボタンを選択します。
展開されたメニューから[テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [01.テストスイート作成]を実行します。
テストコンフィギュレーションが正常に完了することを確認します。
テストケースの作成
[Parasoft] > [ビューの表示] > [テストケース エクスプローラー]メニューを選択します。
[テストケース エクスプローラー]が表示されることを確認します。
[テストケース エクスプローラー]の右上(※Visual Studioでは左上)にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し、下記4つを有効にします。
[表示] > [データ ソース テスト] > [データ ソース テスト]
[表示] > [詳細] > [詳細]
[統計] > [コンパクト ビュー] > [コンパクト ビュー]
[統計] > [統計の表示]
[テストケース エクスプローラー]から、テストケースを追加するテストスイートを右クリックします。
[新規追加] > [エディターを使用したテストケース…]メニューを選択します。
[テスト ケース名]に、"test_noFalseViolation1_editor"を入力した後、[OK]を選択します。
表示されるエディター画面上の[次のテスト ケースを作成]ドロップダウンメニューを選択します。
ドロップダウンメニューから"int noFalseViolation1(int)"を選択し、右側の ボタンを押下します。
データソースの選択で、[外部データ ソース]を選択します。
データソースの設定内容を示すウィンドウで[OK]を選択します。
ご利用のPCでcsvを開くアプリケーションが起動します。
(本チュートリアルではExcelを例としております)テスト対象関数の仕様をテストするために使用するパラメーターだけ残します。
テストデータを一つ入力します。
テストデータをCSVとして保存します。
データソースを開いたまま、エディターに戻ります。
[説明]欄にあるボックスにテストケースに対するコメントを入力します。
(図では例として"tutorial_1"と入力しています)今回は、noFalseViolation1()の返り値をテストするため、[アサーション]欄の不要な2行目と3行目を削除します。
エディターの中で、Ctrl + Sキーを押下しテストケースを保存します。
エディター画面上部にある" TestSuite_nullPointerDerefBenchmark_c.c"リンクを選択します。
エディターで入力した情報が保存され、テストケースのソースコードに反映されていることを確認します。
※このコードを直接編集することはありません。[テストケースエクスプローラー]から作成したテストケースを選択し、[Parasoft] > [テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [File Scope] > [03.単体テスト実行(File Scope)]を実行します。
テストケースに緑のチェックが付き、テストが成功することを確認します。
単体テスト対象のソースに対してシンボル情報を収集
[Parasoft]メニュー> [ビューの表示] > [スタブ]を選択します。
[スタブ]ビューが表示されることを確認します。
テスト対象のソースファイルを選択し、青色の三角のボタンの右側にある▼ボタンを選択し、[テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [File Scope] > [02.シンボル情報収集 (File Scope)]メニューを選択します。
シンボルデータが[スタブ]ビューに表示されます。
スタブの作成
今回のテスト対象の関数は、他の関数の呼び出しが無いためスタブは作成しません。
テストデータの編集
[テストケース エクスプローラー]で、作成したテストケースの上にある[データソース] > [CSV:・・・]を選択し、右クリック後[データ ファイルを開く]を選択します。
テストデータを追加します。
変更を保存します。
[テストケース エクスプローラー]からテストケースを選択し、 青色の三角のボタンの右側にある▼ボタンを選択します。
[テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [File Scope] > [03.単体テスト実行(File Scope)]メニューを選択します。
単体テストの結果を確認
[テストケース エクスプローラー]右上(※Visual Studioでは左上)にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し、[表示] > [データソース]と[表示] > [詳細]を有効にします。
[テストケース エクスプローラー]右上にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し、[統計] > [コンパクト ビュー]と[統計] > [統計の表示]を有効にします。
結果の詳細を確認します。
[Parasoft] > [ビューを表示] > [カバレッジ] メニューを選択します。
[カバレッジ]ビュー右上にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し[タイプ]から表示したいカバレッジを選択します。
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