単体テスト(テストケースエディター 基本のテストケース)

本章では、テストケースエディターを使用し、"FlowAnalysis"プロジェクトのソースファイルである" nullPointerDerefBenchmark.c"に実装されている"static int noFalseViolation1()"関数が仕様に則って動作するかをテストする手順を記載します。
テスト対象関数である"static int noFalseViolation1()"関数は下記のような仕様となります。

  • 第一引数が3以下であれば、0を戻り値とします。

  • 第一引数が4以上であれば、staticなグローバル変数iの値を戻り値とします。

下記の単体テスト手順にしたがってテストを実施します。手順は2章で説明した手順に沿っています。

このページの内容:

単体テスト対象のソースに対してテストスイートを作成

  1. テスト対象のソースファイルを選択し、 青色の三角のボタンの右側にある▼ボタンを選択します。

  2. 展開されたメニューから[テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [01.テストスイート作成]を実行します。

     

  3. テストコンフィギュレーションが正常に完了することを確認します。

テストケースの作成

  1. [Parasoft] > [ビューの表示] > [テストケース エクスプローラー]メニューを選択します。

  2. [テストケース エクスプローラー]が表示されることを確認します。

    テストケースの作成01-20240205-070612.png

     

  3. [テストケース エクスプローラー]の右上(※Visual Studioでは左上)にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し、下記4つを有効にします。

    • [表示] > [データ ソース テスト] > [データ ソース テスト]

    • [表示] > [詳細] > [詳細]

    • [統計] > [コンパクト ビュー] > [コンパクト ビュー]

    • [統計] > [統計の表示]

  4. [テストケース エクスプローラー]から、テストケースを追加するテストスイートを右クリックします。

  5. [新規追加] > [エディターを使用したテストケース…]メニューを選択します。

     

  6. [テスト ケース名]に、"test_noFalseViolation1_editor"を入力した後、[OK]を選択します。

     

  7. 表示されるエディター画面上の[次のテスト ケースを作成]ドロップダウンメニューを選択します。

  8. ドロップダウンメニューから"int noFalseViolation1(int)"を選択し、右側の ボタンを押下します。

  9. データソースの選択で、[外部データ ソース]を選択します。

  10. データソースの設定内容を示すウィンドウで[OK]を選択します。

  11. ご利用のPCでcsvを開くアプリケーションが起動します。
    (本チュートリアルではExcelを例としております)

     

  12. テスト対象関数の仕様をテストするために使用するパラメーターだけ残します。


  13. テストデータを一つ入力します。


  14. テストデータをCSVとして保存します。

  15. データソースを開いたまま、エディターに戻ります。


  16. [説明]欄にあるボックスにテストケースに対するコメントを入力します。
    (図では例として"tutorial_1"と入力しています)

     

  17. 今回は、noFalseViolation1()の返り値をテストするため、[アサーション]欄の不要な2行目と3行目を削除します。

  18. エディターの中で、Ctrl + Sキーを押下しテストケースを保存します。

  19. エディター画面上部にある" TestSuite_nullPointerDerefBenchmark_c.c"リンクを選択します。

     

  20. エディターで入力した情報が保存され、テストケースのソースコードに反映されていることを確認します。
    ※このコードを直接編集することはありません。

     

  21. [テストケースエクスプローラー]から作成したテストケースを選択し、[Parasoft] > [テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [File Scope] > [03.単体テスト実行(File Scope)]を実行します。

  22. テストケースに緑のチェックが付き、テストが成功することを確認します。




単体テスト対象のソースに対してシンボル情報を収集

  1. [Parasoft]メニュー> [ビューの表示] > [スタブ]を選択します。

     

  2. [スタブ]ビューが表示されることを確認します。

  3. テスト対象のソースファイルを選択し、青色の三角のボタンの右側にある▼ボタンを選択し、[テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [File Scope] > [02.シンボル情報収集 (File Scope)]メニューを選択します。

  4. シンボルデータが[スタブ]ビューに表示されます。

スタブの作成

今回のテスト対象の関数は、他の関数の呼び出しが無いためスタブは作成しません。

テストデータの編集

  1. [テストケース エクスプローラー]で、作成したテストケースの上にある[データソース] > [CSV:・・・]を選択し、右クリック後[データ ファイルを開く]を選択します。

  2. テストデータを追加します。


  3. 変更を保存します。

  4. [テストケース エクスプローラー]からテストケースを選択し、 青色の三角のボタンの右側にある▼ボタンを選択します。

  5. [テストの実行] > [ユーザー定義] > [Unit Testing] > [File Scope] > [03.単体テスト実行(File Scope)]メニューを選択します。

単体テストの結果を確認

  1. [テストケース エクスプローラー]右上(※Visual Studioでは左上)にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し、[表示] > [データソース]と[表示] > [詳細]を有効にします。


  2. [テストケース エクスプローラー]右上にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し、[統計] > [コンパクト ビュー]と[統計] > [統計の表示]を有効にします。

  3. 結果の詳細を確認します。

     

  4. [Parasoft] > [ビューを表示] > [カバレッジ] メニューを選択します。

     

  5. [カバレッジ]ビュー右上にある[ビュー・メニュー]アイコンを選択し[タイプ]から表示したいカバレッジを選択します。




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