Parasoft DTP の セットアップ(Docker)
Docker HubにDTPの公式Dockerイメージが公開されて利用できるようになりました。
DTP Standard と DTP Compliance(有償コンプライアンスパックが必要)のDockerイメージがそれぞれ公開されています。
DTP Standard:https://hub.docker.com/r/parasoft/dtp
DTP Compliance:https://hub.docker.com/r/parasoft/dtp-extension-designer
公式Dockerイメージは日本語化がされてなく、データベースも別途用意する必要があります。
以下に添付したdocker-compose.ymlを利用すると日本語化されたDTPコンテナとMySQLコンテナで構成された環境を構築することができます。
要件
DockerおよびDocker Composeを利用できる環境であること
インターネットに繋がる環境であること
以下のポートが利用できる環境であること
DTP Standard:8080, 8082, 8443
DTP Compliance:8080, 8082, 8314, 8443
注意事項
本環境はDTPのDocker環境の一例であるため、参考程度にご利用ください
Docker Desktop環境はサポートされていません
Docker DesktopでDTPを利用するとマシンIDが正常に算出されず0になります
利用手順
コンテナ起動
コンテナを起動する場合は、以下の手順で行います。
本ページの以下のいずれかをダウンロードして展開します
DTP Standard:dtp-2023.1.5-docker-ja.zip
DTP Compliance:dtp-ext-2023.1.5-docker-ja.zip
MySQL 8.0.28のJDBCドライバをダウンロードして _dtpdata\lib\thirdparty に配置します
wget -P _dtpdata/lib/thirdparty https://repo1.maven.org/maven2/mysql/mysql-connector-java/8.0.28/mysql-connector-java-8.0.28.jar
docker composeでDTPコンテナとMySQLコンテナを起動します
docker compose up -d
Webブラウザから http://<host>:8080 にアクセスします
ログイン画面で admin/admin を入力してログインします
EULAに同意、DTPの使用状況データをParasoftに送信するか否かを選択します
ライセンスを設定します
Parasoft製品の担当者に画面に表示されているマシンIDを送付してライセンスを発行ください
[データベースの設定] > [新規 DTP データベース、ユーザー、スキーマの作成]を選択してデータベースの設定をします
データベース タイプ:MySQL
データベースの URL:jdbc:mysql://db:3306/DTP
ルート ユーザー:root
ルート パスワード:root
データベースへのアクセス権をもつ新規ユーザーの設定をします
ユーザー:dtp
パスワード:<任意のパスワード>
パスワード確認:<任意のパスワード>
[データベースの作成]でデータベースを作成します
データベースの作成が完了したら、Dockerコンテナを再起動します
docker compose restart
Webブラウザから http://<host>:8080 にアクセスしてログイン後、ダッシュボードが表示されることを確認します
DTP Complianceを利用する場合、追加で以下の手順を実施ください
オリジン間リソース共有(CORS) / リバースプロキシの設定
ダッシュボード画面 > 右上[歯車アイコン] > [Extention Designer] からExtention Designer画面を開く
Extention Designer画面 > 右上[歯車アイコン] > [設定] から設定画面を開く
設定画面 > [ネットワークの設定] から以下の項目を設定
Cross Origin Resource Sharing (CORS)
ホワイトリスト:ホスト名を入力
リバースプロキシ
リバースプロキシの有効化:チェックボックスにチェック
ホスト名:ホスト名を入力
[保存]ボタンを押下
コンテナ停止
コンテナを停止する場合は、docker composeで停止します。
コンテナ再開
コンテナを再開する場合は、docker composeで再開します。
コンテナ削除
コンテナを最初から作り直す場合は、以下の手順で行います。
コンテナ、ボリューム、ネットワークを削除
イメージを削除 (同じイメージで再作成したい場合は、削除しなくても構いません。)
DTP StandardDTP Compiance
データ用ディレクトリを削除 (_dtpdata, _mysql) ※DTPに登録したデータが削除されます
_dtpdataディレクトリ:lib\thirdparty\mysql-connector-java-8.0.28.jar 以外の全ディレクトリとファイル
_mysqlディレクトリ:全ディレクトリとファイル