データソースファイルの各型の記述方法
本章ではデータソースファイルまたはビルドインテーブルに記述する際、整数型(int)以外の型や10進数以外の記述方法についてご紹介します。
符号付整数型
符号付整数型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_INTEGER(“カラム名“) をセットすることで符号付整数型の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
符号付整数型の値をデータソースファイルに記述する方法は次の4つの表記方法があります。
10進数表記(任意に - 符号又は + 符号をつける)
1
-200
+55
16進数表記(任意に - 符号又は + 符号をつける)
0x or 0X で開始する
0x01
-0Xc8
+0x37
8進数表記(任意に - 符号又は + 符号をつける)
0 で開始する
01
-0310
+067
2進数表記(任意に - 符号又は + 符号をつける)
0b or 0Bで開始する
0b0001
-0B11001000
+0b00110111
符号なし整数型
符号なし整数型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_UINTEGER(“カラム名“) をセットすることで符号なし整数型の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
符号なし整数型の値をデータソースファイルに記述する方法は次の4つの表記方法があります。
10進数表記
1
200
55
16進数表記
0x or 0X で開始する
0x01
0Xc8
0x37
8進数表記
0 で開始する
01
0310
067
2進数表記
0b or 0Bで開始する
0b0001
0B11001000
0b00110111
実数型
実数型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_FLOAT(“カラム名“) をセットすることで実数型の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
実数型の値をデータソースファイルに記述する方法は次の2つの表記方法があります。
※浮動小数点の値の実際の形式は、使用するコンパイラの設定によって異なります。
数値表記
100
1.5
-3.14159
指数表記
0.44E7
99.99e-15
文字型
文字型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_CHAR(“カラム名“) をセットすることで文字型の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
文字型の値をデータソースファイルに記述する方法は次の3つの表記方法があります。
アスキー文字表記
a
0
$
16進数表記
¥x で開始する1 -2桁
¥x61
¥X62
¥x24
8進数表記
¥ で開始する1 - 3桁
¥141
¥142
¥44
文字列型
文字列型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_CSTR(“カラム名“) をセットすることで文字列型の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
文字列型の値をデータソースファイルに記述する方法は次の3つの表記方法があります。
アスキー文字表記
abcdefgh
qaz123
Hello
16進数表記
¥x で開始する1 -2桁の連続
¥x61¥x62¥x63¥x64¥x65¥x66¥x67¥x68
¥x71¥x61¥x7a¥x31¥x32¥x33
¥x48¥x65¥x6c¥x6c¥x6f
8進数表記
¥ で開始する1 - 3桁の連続
¥141¥142¥143¥144¥145¥146¥147¥150
¥161¥141¥172¥61¥62¥63
¥110¥145¥154¥154¥157
列挙型
列挙型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_ENUM(<scoped enum name>,“カラム名“) をセットすることで列挙型の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
※<scoped enum name>は、名前空間名を含む列挙型の完全名を指します
列挙型では以下のように記述します。
※Enum宣言がされており、アスキーで始まることが前提です。
例)MON , TUE , WED , THU , FRI , SAT , SUN という列挙子が定義されている
列挙子の指定
MON
TUE
WED
THU
FRI
SAT
SUN
※大文字/小文字の識別を行いますのでご注意ください。
論理型(bool)
論理型の値を取得するデータソースマクロ
テストケースエディターでは CPPTEST_DS_GET_BOOL(“カラム名“) をセットすることで論理型(bool)の値をデータソースファイルから取得することが可能です。
論理型には1(真)、0(偽)の他にtrue及び false で記載することも可能です。
trueの場合
1
true
TRUE
falseの場合
0
false
FALSE
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