この章では、Jtest 10.xで利用していたテストコンフィギュレーションやカスタムルールをJtest 2020.1で利用するための方法を記載します。

テストコンフィギュレーション

・ユーザー定義テストコンフィギュレーション

Jtest 10.x で利用していたユーザー定義テストコンフィギュレーションは Jtest 2020.1 でもご利用いただけます。
ただし、ルールの削除/追加やルールパラメータの変更があるため Jtest 2020.1 で再作成することを推奨しております。

・Jtest 10.x のユーザー定義テストコンフィギュレーションの取得

以下の場所に格納されているJtest 10.x で利用しているユーザー定義のテストコンフィギュレーション (*.properties) を取得します。

※　${JTEST_HOME} は 過去バージョンのJtest 10.x のインストールディレクトリを示します。

・Jtest 2020.1 でユーザー定義のテストコンフィギュレーションの利用

取得したJtest 10.x のテストコンフィギュレーション (*.properties) をJtest 2020.1 の次の場所に格納します。

※　${JTEST_HOME} は Jtest 2020.1 のインストールディレクトリを示します。

格納後、以下いずれかの方法でテストコンフィギュレーションが利用可能であることをご確認ください。

・コマンドラインインタフェースまたはビルドシステムプラグインをご利用の場合

次のコマンドを実行し、テストコンフィギュレーションが利用可能かをご確認ください。

${JTEST_HOME}/configs/user に格納したテストコンフィギュレーションは [user://コンフィギュレーション名] で表示されます。

・Jtest IDE Plugin をご利用の場合

Jtest 2020.1 をプラグインしたIDE の [Parasoft] > [設定] > [コンフィギュレーション] を開きます。
[ユーザーコンフィギュレーション] に ${JTEST_HOME}/configs/user のパスを設定します。
テストコンフィギュレーション/User に ${JTEST_HOME}/configs/user に格納したテストコンフィギュレーションが表示されていることをご確認ください。 

・ビルトインテストコンフィギュレーション

Jtest 10.4.2 から Jtest 2020.1へのバージョンアップに伴いビルトインテストコンフィギュレーションの追加/更新/削除が行われました。

追加

以下のビルトインテストコンフィギュレーションが追加されました。

• CWE 4.0
• CWE Top 25 2019
• CWE Top 25 + On the Cusp 2019
• JUnit 4 Best Practices
• JUnit 5 Best Practices

更新

以下のビルトインテストコンフィギュレーションが更新されました。

• Flow Analysis Aggressive
• Flow Analysis Standard
• OWASP Top 10-2017
• UL 2900

削除

以下のビルトインテストコンフィギュレーションが削除されました。

• CWE 3.2
• CWE-SANS Top 25 2011
• CWE SANS Top 25 2011 + On the Cusp
• Unit Test Assistant

カスタムルール

・カスタムルールの利用

1. 過去バージョンからルールファイルを取得する

RuleWizard で作成または変更したルールを Jtest 2020.1 で利用する場合、ルールファイル (*.rule) を、次のディレクトリから取得します。

※　${JTEST_HOME} は Jtest 10.x のインストールディレクトリを示します。
※　rulemap.xml が存在する場合はルールファイルと合わせて取得します。

2. 2020.1にルールファイルを適用する

取得したルールファイル (*.rule) をJtest 2020.1の次のディレクトリに格納してください。

※　${JTEST_HOME} は Jtest 2020.1 のインストールディレクトリを示します。
※　rulemap.xml も合わせて格納します。
※　正式運用の前にルールが Jtest 2020.1で正しく動作することをご確認ください。