単体テストをコマンドラインで実行

ここでは単体テストアシスタントを利用して作成したテストコードを Parasoft Ant Plugin プラグインから実行する方法を確認します。

 前提条件

本章は、Parasoft Ant Pluginを利用します。

  • Parasoft Ant Plugin のご利用には Jtest の Engine エディションが必要です。
    Engine エディションの評価をご希望の場合はお問い合わせ先までお問い合わせください。
  • Parasoft Ant Plugin がセットアップ済みである必要があります。
    Parasoft Ant Pluginのセットアップ方法は Jtest ユーザーガイドのAntとの統合をご確認ください。
  • Apache Ant が環境変数に登録されている必要があります。

テスト実行

Parasoft Ant Pluginからテストを実行します。

  1. UTA プロジェクト直下のxml ファイルを Eclipse または テキストエディタで開き jtest.home プロパティの値を変更します。

    変更前
    <property name="jtest.home" value="C:\jtest2022.1" />
    						▼
    変更後
    <property name="jtest.home" value=”<JTEST_HOME>” />
  2. コマンドプロンプトなどで、UTA プロジェクトをカレントディレクトリとして以下のコマンドを実行します。

    > cd <UTAプロジェクトのディレクトリ>
    > ant -f jtest.xml
  3. コマンドが以下のステータスで終了していれば、解析が正常に行われています。

    BUILD SUCCESSFUL

実行結果確認

UTA/report-utc/report.html に解析結果が出力されています。

(html レポートが出力されていない場合、<JTEST_HOME>/jtestcli.properties のレポート設定を見なおしてください。)

サマリー

テストの円グラフ実行されたテストケースの成功率が表示されます。
カバレッジの円グラフ実行されたコード行率が表示されます。

テスト実行

すべての指摘事項

テスト実行時のエラーやアサーションの失敗は “単体テストの問題” としてレポートされます。

実行されたテスト(詳細)

実行されたテストクラスごとのテストケースの成功/失敗、実行時間が表示されます。

Pテストケースが成功したことを示す
Fテストケースが失敗したことを示す

カバレッジ

メソッド毎の実行カバレッジ(%)を表示します。

DTP Standard に結果を登録

Jtest とDTP Standard の連携設定がされている場合、Parasoft Ant Plugin から実行した単体テスト結果を DTP Standard の Report Center に登録(パブリッシュと呼びます)することができます。

  1. Jtest と DTP Standard の連携のための設定を行います。Jtest ユーザーガイドのDTP設定をご確認ください。
  2. Jtest の解析レポートを DTP Standard にパブリッシュする設定を行います。
    UTA プロジェクト直下のxml ファイルを Eclipse または テキストエディタで開き <jtest:jtest> の Jtest タスクを変更します。

    変更前
    <jtest:jtest>
    	<config>builtin://Unit Tests</config>
    	<report>report-utc</report>
    </jtest:jtest>
    				▼
    変更後
    <jtest:jtest>
    	<config>builtin://Unit Tests</config>
    	<report>report-utc</report>
    	<publish>true</publish>
    </jtest:jtest>
  3. Parasoft Ant Plugin から単体テストを実行します。

  4. 解析終了後、DTP Standard のダッシュボード画面を表示します。



    表示されているウィジェットをクリックするとさらに詳細なデータを確認することができます。
    なお、ウィジェットの詳細は、Parasoft DTP のユーザーガイドをご参照ください。

解析結果のインポート

Parasoft Ant Plugin から解析した結果を Jtest Plugin for Eclipseおよび Jtest Plugin for IntelliJ IDEAにインポートします。

  • 結果のインポート設定を行います。
    設定は、Jtest ユーザーガイドのインポート オプションのカスタマイズをご確認ください。
    インポートの方法は 2 通りあります。用途に合わせて選択してください。

    DTP Standard から結果をインポート

1. DTP Standard の接続設定が完了していることを確認してください。
    接続設定は、Jtest ユーザーガイドのDTPとの接続をご確認ください。

2.DTP の指摘事項 ビューに結果をインポートする

  ① [Parasoft] > [ビューの表示] > DTP の指摘事項 からビューを表示します。
  ② 右端の ▽ メニューをクリック > インポート > DTP を選択します。

      

③ メッセージダイアログ画面が表示されたら OK ボタンを押下します。

      

④ 失敗したテストケースの情報がインポートされます。

      

      行を右クリック > “指摘事項の詳細を DTP で表示“ を選択して DTP の指摘事項の詳細 ビューに詳細な情報が表示されます。

      


3.カバレッジビューに結果をインポートする。

① [Parasoft] > [ビューの表示] > DTP の指摘事項 からビューを表示します。

② 右端の ▽ メニューをクリック > インポート > DTP を選択します。

③ メッセージダイアログ画面が表示されたら OK ボタンを押下します。

      

④ カバレッジビューにカバレッジ情報の詳細が出力されます。

      

レポートファイルから結果をインポート

1.DTP の指摘事項 ビューに結果をインポートする

① [Parasoft] > [ビューの表示] > DTP の指摘事項 からビューを表示します。

② 右端の ▽ メニューをクリック > インポート > ローカルファイルまたはURLを選択します。

③ ダイアログ画面が表示されたら UTA\report-utc\report.xml を選択します。

      

④ ダイアログ画面が表示されたら OK ボタンを押下します。

       

⑤ 失敗したテストケースの情報がインポートされます。

       

2. カバレッジビューに結果をインポートする

① [Parasoft] > [ビューの表示] > DTP の指摘事項 からビューを表示します。

② 右端の ▽ メニューをクリック > インポート > ローカルファイルまたはURL を選択します。

③ ダイアログ画面が表示されたら UTA\report-utc\coverage.xml を選択します。

④ メッセージダイアログ画面が表示されたら OK ボタンを押下します。

      

⑤ カバレッジビューにカバレッジ情報の詳細が出力されます。